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33歳、海外留学します!:第46回 短期留学で学べることも

ロンドンにあるサマセットハウス。ストランドとテムズ川の間にある大規模な建物

ロンドンにあるサマセットハウス。ストランドとテムズ川の間にある大規模な建物

 アイルランド・ダブリンへ語学留学し、ロンドンに引っ越しをしたエディターでライターのハマコさん=仮名=が、現地の人々とのふれあいなどをリポートする「33歳、海外留学します!」。今回は短期留学についてつづります。

 ◇1週間ほどの短期留学で学べることは

 夏休みを利用して、短期留学を考えている人もいるかもしれません。私は長期で行くことにしましたが、いろいろな学生を現地で見て、短い期間でも学べることがあると感じるようになりました。特に社会人であれば、自分のスケジュール管理はしっかりできるはずですし、「短期だからこそ集中しやすい」という部分もあると思います。

 私なりに感じた短期留学のメリットは、まず言うまでもなく、仕事を辞めなくてもいいこと。最大のメリットだと思います。経済的な不安を抱えたまま旅立つと、勉強の妨げになることもあります。私は仕事をストップして行きましたが、お金の管理にはシビアにならざるを得ませんでした。それゆえストレスで体を壊すこともありました。それを避けられるのは、とても重要だと思います。

 1週間程度の短期留学でも、海外の人と接する機会は十分あります。日本文化が、どう捉えられているかは、クラスメートと話すだけで容易に感じられます。外国人観光客が増えている昨今、日本でも体験できるかもしれませんが、やはり海外で身をもって経験するのは、感じ方が違うと思います。

 私の場合は学校の初日、クラスメートたちから日本の礼儀正しい社会や、技術力の高さ、そしてアニメの面白さを大絶賛されました。以前から、情報として知ってはいたものの、直に言われるのはうれしいもの。「こんなに好意的に見てくれているのか」と感動すら覚えました。意外だったのが、カプセルホテルの認知度が高かったこと。「あの小部屋に入ってみたい」と目をキラキラさせて話す男子生徒に何人も会いました。

 ◇英語は「道具」だという実感が得られる

 英語を「勉強」ではなく、「意思伝達の道具」と強く意識できるのも、短期留学で可能なことの一つだと思います。ビジネス経験のある人であれば、発言の「中身」がいかに重要か実感していると思いますが、言葉ありきで気持ちを伝えるのではなく、気持ちや主張が先にあって、そのために英語という道具を“引っ張り出す”という思考回路が、スムーズに組み立てられると思います。なぜならコミュニケーションが英語しかない環境だから。特に「意見が言えない恥ずかしさ」を知っている人は、すぐその意識をオンにできるでしょう。

 普段、英語を話すことに恥ずかしさを感じている人ほど、まず短期で行ってみるのがいいのではないでしょうか。外国語でなければ、誰ともコミュニケーションできない状況に自分を追い込んで、一気に意識改革をする方が、あとあとの勉強も効率よくできるかもしれません。

 ◇長期留学の下調べにも

 また、将来、長期留学を考えている人は、下調べを目的に短期留学をしてもいいと思います。暮らしたい町の雰囲気や物価、人の様子をリアルに知ることができるのはもちろん、自分が本当にやっていけるかどうかも分かるでしょう。それで自信を得たら、帰国後も目標に向かってそのまま突き進めばいいですし、万が一、合わないと思ったなら、方向転換すればいい。日本であれこれ想像を巡らせているより、はるかに前に進むことができると思います。

 短期留学は、長期留学に比べると、できないこともたくさんあり、語学力の向上には限界があります。どういう姿勢で学ぶかによって、より個人差が出やすいのも短期留学だと思います。実際に「時間を無駄にした」と後悔している留学生も何人か見てきましたが、チャンスがある人には、ぜひ行ってみてほしいですね。海外留学を目指す社会人の方に、心からエールを送ります。

 <プロフィル>

 ハマコ(仮名)。1980年生まれ。大学時代に短期留学を経験したものの、その後は英語と無縁の生活に。東京で会社勤めをした後、フリーランスのエディター、ライターに転身。インタビューの仕事の魅力にはまり、「もっと多くの人と直接会話をしたい! 海外の人にもインタビューしたい」とアイルランド・ダブリンへ留学。ダブリンの学校を修了した後、ロンドンへ引っ越した。

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